さっそくですが、NFTってどんなイメージですか?
NFTを知らんからイメージなどないわ
(怖)
NFTの概要
NFTは、「Non-Fungible Token」の略で非代替性トークンと呼ばれています。「証明書」をイメージしてみてください。
NFTを付与することで、ほかに替えが効かないモノになります。
刀に例えるとこんな感じ。
「織田信長が自刃した刀」は本来価値があるもの。しかし、同じものがたくさん造られていたらどうでしょうか。どの刀に価値があるのか、見ただけでは分かりません。
ある意味、代替可能だったわけです
えっ
自刃・・・?
あっ、その話は・・・
まぁ、いいじゃない
しかし、「織田信長が自刃した刀」に所有証明書がついていたらどうでしょうか?
同じ刀と交換して!と言われても嫌ですよね。これが、非代替性があるということ。
「所有証明書」を付与して非代替性を確保できる。この証明書がNFTです。
織田信長の遺体は見つかっていないし、大量生産していた刀は使っていないけどね
たとえ話です
・・・
実態のある物に例えましたが、データに所有証明書を付与できるようになったんです。
デジタル作品に新たな価値が生まれ、クリエイターの救世主になりつつあります。
そのデータに関する「過去の取引履歴」なども確認できますよ
イラストを描いたら
・所有証明付きで売買できて
・帳簿が残る
ってことですよね
理解力高いね
法的な解釈を抜きにすると、所有している感覚に近いと思います
NFTの特徴
そんなNFTには、以下のような特徴があります。
- コピー・改ざんができず、破損しても自動修復される
- データがあれば、誰でもNFTを付与できる
- NFT化するときに様々な設定ができる
コピー・改ざんができず、破損しても自動修復される
NFTは、コピーや改ざんすることができません。
これにより、自分だけがそのデジタルアート作品を所有することができます。
コピーできないのはNFT(所有証明書)であり、デジタルデータではないということに注意!
これは、後述するブロックチェーン技術によるものです。
データがあれば、誰でもNFTを付与できる
特殊な訓練や、ITに関する高度な知識が必要とされるわけではありません。
取引所での出品方法を学べば、誰でもNFTを付与することができます。
後述するリスクを考慮して、NFTを始めてみてください。
出品方法は、ググればいくらでも出てきます
そこは解説してや
本ブログは、楽天NFTのみ深く発信したいと思っています。
楽天NFTは、2022年2月25日にローンチ予定です。
NFT化するときに様々な設定ができる
デジタルデータの作成者「のぶなが君」が、NFTを付与したデジタルデータを「ひでよし君」に販売した場合、のぶなが君に収益が入ります。
当たり前だろ
それより、収益に変なマークがついておる
ETHという暗号資産です
話を戻して・・・
そのデジタルデータを、「ひでよし君」が「いえやす君」に販売した場合はどうでしょうか。
二次販売以降の売買でも、製作者の「のぶなが君」に収益の一部が入るように設定できます。
二次販売以降の売買での製作者へのリターンの割合は、出品時に製作者が設定することができます。
NFTでできること|注目されている理由は?
これまでは、クリエイターがデジタル作品を作っても、簡単にコピー・拡散されてきました。
しかし、これからは、唯一性を付与できるNFTにより「データを所有する」という新しい楽しみ方ができるようになります。
様々な分野での活躍が期待され、実際に活用され始めています。
アート
楽しみ方がありますので、ご紹介します。
- コレクションを運営する
-
コレクションの作品を所有する人だけに、
- イベントの開催
- 様々な特典
- 運営方法への投票権
などを与えることができます。
所有者と運営者で、これまでになかった関係が生まれています。
- 価値のあるデジタル作品を所有する
-
NFT化されたデジタル作品の価値は、様々な要因で決まります。
- 作品のクオリティ
- コレクション運営に魅力がある
- 「有名人が所有していた」という歴史がある
- などなど
ぼく過去にだれが所有していたかって、確認できるんですよ
今以上に、関口メンディーさんが有名になったら?
「過去に”あの”関口メンディーが所有していた」というだけで価値が上がりそうですよね。
ゲーム
- ゲームで稼ぐ(Play to earn)
-
これまで、ゲームは自分が楽しむためにするものでした。
NFTが利用された今、「ゲームをプレイして稼ぐ」時代に突入。
稼ぐ方法は様々ですが、以下の方法が主流です。
- デイリーミッションでゲーム内通貨(暗号資産)を入手
- レアなアイテム、モンスターや武器を入手して売買する・レンタルする
- スカラーシップ制度を利用する
- 大会の賞金で稼ぐ
- などなど
ゲーム内では、アイテム、武器や土地などがNFT化されていて、いつでも暗号資産(仮想通貨)に替えることができます。
ひでよし君スカラーシップ制度とは何ですか?
ぼく自分の代わりにゲームをしてもらって、収益を分配する方法です
フィリピンでは、大勢の人がNFTゲームを代わりにプレイして生計を立てているそうですよ他にも、武器や衣装、ワールドをデザインして稼ぐなんて方法もあります。
夢が広がりますね。
- 土地を買って楽しむ
-
ゲームによっては、NFT化された土地が販売されています。
人が多く通る場所は値段が高かったりと、現実さながら。
そこでは、
- イベントをしたり
- デジタルデータや物を販売したり
- 作品を展示したり
利用する人や企業によって様々な体験を提供しています。
ワールドを散策するだけでも楽しそうやね
スポーツ
スポーツ業界でも、新しい応援の形が生まれています。例えば・・・
- チームの運営に関わる投票権のNFT化
- 選手のトレーディングカードや動画(NFT)の販売
NFTでは、発行数が可視化されているため、希少性も把握することができます。
音楽
音楽との相性も抜群です。
- 数量限定でPVや新曲をNFT化してリリース
- 楽曲やチケットの転売により、アーティストに収益が入る
海賊版に悩まされ、ストリーミングによってなかなかアーティストに還元されてこなかった音楽業界。
そんな状況にNFTが風穴を開けるかもしれません。
現実との融合
実在する物やサービスに関する証明書もNFT化されています。
- 女優がデートする権利を付けてNFT化された写真を販売する
- ワインやウイスキーの樽の所有権を販売する
こんなことが、実際に始まっています。
法律が整備されれば、運転免許証や各種権利書などもNFTで管理される時代が来るかもしれません。
NFTに関する衝撃的なニュース
NFTが有名になった、衝撃的なニュースをご紹介します。
デジタルアートが75億円で落札
This artwork “The First 5,000 Days” by Beeple was sold for $69m USD and is the most expensive #NFT to date 🤯
— Bitget (@bitgetglobal) February 12, 2022
The artwork took 13 years to make, as it’s a compilation that started in 2007.
This was also the first purchase in Christie’s that ever happened in #crypto, $ETH pic.twitter.com/j0t0STrvns
この作品によって、NFTが世界中に知れ渡ったといっても過言ではありません。
タイトルは「Everyday The First 5000 Days」。
5,000日間、毎日作品を生み出してきたBeepleの思いがつまった作品です。
数千万円のドット絵
買っちゃった!!!!!!!!!!
— 🍺 ikehaya-nft.eth (🥷, 🏯) (@IHayato) September 22, 2021
ぎゃーーーーー
ウォレットにいるーーーーーーー!!!!#NFT #cryptopunks pic.twitter.com/5kSI6uOn8J
日本人のインフルエンサーも購入している、「CryptPunks」。
24✖︎24ピクセルのドットで作成され、世界に1万点しか存在しません。
1億円以上で取引されたことでも話題になっています。
三億円のツイート
Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏の最初のツイートが競売にかけられ、落札。
その金額は「三億円」を超える金額だそう。
わしも何か出品できそう
小学生の自由研究が380万円
gm gm @everyone 📢
— Zombie Zoo.eth(🧟♂️,🧟) 9 yo Artist (@ZombieZooArt) February 14, 2022
#252 Zombie Clione
#253 Zombie 小
#254 Zombie Flying horse
Last day of daily drop for a while! pic.twitter.com/eLU2uOsBHX
自由研究でNFTのドット絵を販売。
最初はなかなか売れなかったものの、有名人の購入をきっかけに爆発的に広まりました。
夢あるわ~
NFTの仕組み
暗号資産やNFTには、「ブロックチェーン」という技術が用いられています。
ブロックチェーンは、データベースを強化する新しい仕組みです。
仕組みは難しいですが、個人的には何となく分かればいいのかなと思っています。
インターネットの仕組みを完璧に説明できる人は少ないですが、みんな当たり前のように使っていますよね。
ブロックチェーンの技術も、「いつの間にか身近にある」ような未来が来るように思います
何となくでいいってことだな。
ブロックチェーン
ブロックチェーンについて学びたい方は、この動画をご覧ください!
説明せんのかいっ
こんなに分かりやすい動画があるならと思って・・・
簡単にまとめるとこんな感じ👇
ブロックとチェーン
ブロックチェーンでは、ブロックの中にデータが詰め込まれ、チェーンで繋がっています。
取引が増えるに従い、次々に生成されていきます。
各ブロックの中には、
- 過去の取引データ
- 新しい取引データ
- その他の情報
が詰め込まれています。
改ざんできないのは、この仕組みのおかげ。
改ざんするなら、過去の取引データすべてを書き換えないといけません。
事実上、無理といわれています
分散型台帳
ブロックチェーンは、参加しているノード(「パソコン」のイメージ)で構成されています。
ノード同士はお互いに通信し、同じ取引データをみんなで共有、監視しています。
分散して同じデータ(台帳)を共有しているため、「分散型台帳」と呼ばれています。
こんな仕組みなので、破損しても自動修復されるんです。
1つのノードがエラーを起こしても、他が正常だからセーフってことですね
ノードの参加者は世界中にいて、取引を承認しています。
誰でも参加できるんです
報酬
参加者は、ボランティアで承認してくれるわけではありません。
承認すると、報酬としてビットコインを受け取ることができます(ビットコインの取引の場合)。
2021年現在で、6.25BTC受け取ることができます
数千万円ですよ
これは熱いっ
競争が過熱してるんですね
リスクと注意点
近年、急激に盛り上がっているNFT。
それ故に、以下のような沢山の問題が解決されないままになっています。
楽天NFTでは、その多くの問題がクリアされる可能性があります。
細心の注意が必要
取引には、ウォレットを使用します。
ウォレットとは、マーケットプレイスでNFTを買ったり、NFTを管理するのに必要な財布のようなもの。
注意が必要なのは、取引の際に誤ったウォレットアドレスを入力すると、購入したNFTは消滅してしまう点です。
パスワードやシークレットフレーズは教えない
ウォレットアドレスは、銀行口座のようなものなので相手に教えても大丈夫。
しかし、パスワードやシークレットフレーズは教えてはいけません。
ウォレットの資産をすべて失ってしまうかも。
イメージ
高額な手数料(ガス代)と環境への負荷
高額な手数料
NFTの取引にはETH(イーサ)が用いられますが、手数料がバカ高い。
今後、ETHを使う人が増えると考えられますが、比例するように手数料(ガス代)は高くなってしまいます。
手数料だけで1万円以上かかることもザラにあるよ
話にならん
手数料無料のマーケットプレイスもありますよ
世界最大のOpenSeaは、ガス代がかかってしまいますね
環境への負荷
イーサ(ETH)やビットコイン(BTC)の取引には多くの電力消費と二酸化炭素排出が伴います。
ビットコインに関する年間消費電力は、100TWh以上。
マレーシアの年間消費電力と同等らしいです
そんな問題点を解決するために、イーサ(ETH)では従来から99.9%の電力削減が期待できるブロックチェーンの合意方法(コンセンサスアルゴリズム)が導入されようとしています。
はい?
ETHでは、環境への負荷が軽減されるように切り替わるよってことです
詐欺に遭うリスク
NFTの特徴を利用した色々な詐欺や手口が横行しています。
値段を吊り上げる
NFTの購入履歴はブロックチェーンで確認できます。そんな特徴を利用して、
- 高額なアート作品を購入した人の口座アドレスにNFTアートを送りつける
- 有名なNFTコレクターが購入したかのように見せかけ、作品の値段を吊り上げる
こんなことをしている人たちがいます。
ブロックチェーンをよく見れば分かるので、よく確認することが必要です。
人の作品を勝手にNFT化して販売する
製作者の著作権を侵害するのは当然アウトですが、騙されて買った人も困るんです。
そんなNFTを買う人なんていないし、
製作者から削除するようクレームがきます
もし、高額の暗号資産を送金しても、誰に支払ったのかも分かりません。マーケットプレイスの多くは、名前などの個人情報の登録が不要ですので・・・。
信用できる相手か判断する必要があります。
怖いな~
資産を集めて消える
- マーケットプレイスでゲームのキャラクターを購入させる
- 暗号資産(仮想通貨)を集めた後に、ゲームサーバーごと忽然と消える
最終的には特定され、謝罪したそうですが・・・
法的な問題
デジタル作品の所有権について語ってきました。
しかし、日本の法において所有権は「有体物」にのみ適用され、デジタル作品のような「無体物」には適用されません。
何に対して対価を払ったのか、マーケットプレイスの利用規約やNFTごとの詳細情報をよく確認する必要があります。
英語はさっぱり分からんぞ
法律の整備が追い付いていない状況なので、今後の国の動きにも注目です。
おわりに
今回は、NFTについて簡単にまとめてみました。
本サイトでは、楽天NFTについて重点的に発信しています。NFTの現状の問題点を解決できる仕組みになっていると期待されています。
ぜひ、ご覧ください
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